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2006年09月27日
意外と知らないガソリン価格の謎。
参加しているメーリングリストに流した内容を転記します。
意外と知られていないことにおどろくのですが、
ガソリンや軽油には多くの税金がかかっています。
石油関連の税金で最初にかかるのが、原油等輸入段階での石油石炭税で
2.04円/L これは年間では4760億円となります。
次に製品の段階で掛かるのは、ガソリン税53,8円/L 同様に32,051億円
軽油引取税32,1円/L 同様に10,620億円
ジェット燃料に掛かる航空機燃料税26円/L 同様に1,028億円
LPガスに掛かる石油ガス税9,8円/L 同様に280億円 があり、
これらを合計すると49,000億円にもなります。
そして石油製品の購入の段階での消費税もあります。
税率は5%でも、その総額は何と約1兆円にもなるそうです。
原油は本当に本当に高くなりました。以前なら1バーレル20ドル台、円レート120円台で
輸入CIF価格に換算するとで約15円です。
今は70ドル/バーレル、円レート1ドル110円で、輸入CIF価格は約48円になり、
実になんと33円も高騰してしまいました。
しかしそれでも原油価格は1L当り48円です。
一方税金は、石油石炭税2.04円、ガソリン税53.8円、そして
消費税は、ガソリン価格135円として6.75円となり、合計62.59円/Lの税金となります。
合計で約110円が、原油調達+税金です。
そこに
・元売のタンカーでの輸入コスト
・製油所での精製コスト
・タンクローリーでの輸送コスト
・元売の販売コスト
・給油所(ガソリンスタンド)の販売コスト
が加算されて現在のガソリンスタンドでの店頭価格が形成されています。
現在元売も産油国と原油の値決め交渉の余地がなく、一方的な「通達」だそうです。
当然我々石油小売業界も仕入先より納入価格は「通達」です。
元売の輸入・精製・輸送・管理コストはだいたい15円/Lほどだと思います。
ガソリンスタンドの収益の厳しい現状をご理解いただくことの一助になればと思います。
ガソリンにエタノールを入れるという方式に国は「E3」という基準を設けています。
もともとガソリンは揮発性が強い(危険性が強い)ので、アルコールを添加することに
大きな議論を巻き起こしていました。
数年前のE3全国実証試験では、あまりにもガソリンの揮発性が高いので、
現状のガソリンスタンド設備では不安があり、わざわざ横浜の製油所で低揮発性
のガソリンを製造し、エタノールを混合し、北海道から九州の実験店(ガソリンスタンド)
に配送していたという話を聞いたことがあります。エコなのかどうか疑問ですけどね(笑)
元売はバイオエタノールのかわりにETBEを独自に開発し、ガソリンに混合しようとして
います。来週経済産業省近畿経済産業局とNEFの共同勉強会に参加してきますので、
そのあたりの事情をお聞きしてきたいと思っています。
また感想などは追々ブログで紹介していきます。
投稿者 hiroshi_aoyama : 2006年09月27日 08:38

